Bodhi Linux 7.0を導入した

学業のために4万円程度で購入したノートパソコンが不要になったのでとことん遊びに使っちゃおうということで、手始めにLinuxを入れることにしました。

ノートパソコンはこれ(販売終了)。

ASUS Store(エイスース ストア) - ASUS VivoBook 14 M413DA (M413DA-EB502RA)

大まかなスペックは以下の通り。

CPU:AMD Ryzen 3 3250U + Radeon Graphics

RAM:4GB

SSD:128GB(拡張可能)

4万円なだけあって、RAMが4GBしかなかったりSSDがちょっと心許ない容量だったりするんですが、CPUはなかなか良い感じ。

Windowsを使っていたときもWordでの文章作成やExcelの簡単なデータ分析などは特に問題なくこなせたので、Linuxを入れたらもっと快適になるだろう、と。

 

Bodhi Linuxが動作軽量で良いみたいなので、こちらをインストールすることに。

Ubuntuベースなので、大抵のことはUbuntuについて調べれば問題は解決しやすそう、というワケで。

 

インストール後にやったことについて、以下にまとめます。

 

Bodhiのインストール過程

インストール

これは普通にインストールアプリをポチポチするだけで基本的に問題なし。

ただし、パーティション分けは手動で以下のように行った。

EFIシステムパーティション:大体500MBくらい

スワップ領域:12GBくらい

ただ、後になって考えてみるとスワップ領域に12GBも確保したのはさすがにやりすぎた気がする。そこまで重たい作業をするわけじゃないので…。

 

インストール完了後

日本語入力

デフォルトで日本語IMEがインストールされていないので導入。

$ sudo apt install fcitx-mozc

加えて、Terminologyで日本語入力が出来なかったので、以下の行を環境変数に記述。

~/.profile(~/はホームディレクトリ)

export ECORE_IMF_MODULE=xim

※Bodhi 7.0では環境変数の記述は~/.profileで良いらしい。詳しくないので分からないけど。

これで再起動後にTerminologyで日本語入力が可能になるはず。

 

Bluetooth設定

Bluetoothマウスを使いたかったのでBluetooth制御関連のソフトをインストール

$ sudo apt install bluez

$ sudo apt install blueman

 

電源ボタンの挙動変更

くっそ誤爆する箇所に電源ボタンがあるので無効化した。

etc/systemd/logind.conf

 HandlePowerKey=ignore に変更

Bodhiの設定→Keybinds

 PowerKey関連の設定削除(2つぐらい?)

Bodhiの設定→ACPI Bindings

 Power Button削除

 

バッテリーの充電制限の設定

カーネル5.4では、/sys/class/power_supply/BAT0/ 下にあるcharge_control_end_threshold 変数を変更することで、一部のAsus製ノートパソコンでバッテリーの充電しきい値を設定できるようになりました。

デフォルトでは、この値は100に設定され、電源サイクルごとにリセットされます。

※以下のリンクより抜粋し翻訳

Laptop/ASUS - ArchWiki (archlinux.org)

以下のようなツールを用いることで設定を簡単にすることが出来た。

GitHub - tshakalekholoane/bat: Battery management utility for Linux laptops.

batをダウンロードし、以下のコマンドを実行。

インストール

$ sudo install bat /usr/local/bin

現在の充電上限の確認

$ bat threshold

充電上限の変更(80%に設定する場合)

$ sudo bat threshold 80

再起動後も現在の設定を保持する(起動時にcharge_control_end_threshold変数を置き換えるsystemdサービスを作成)

$ sudo bat persist

これで再起動後も充電上限の設定がされるようになる…はずだが.

自分の環境だと、実際に再起動後すぐに上記コマンドで上限を確認すると100%にリセットされていて、少し時間を置いてから確認すると80%になっていた。

systemdサービスの起動順序を見てみると、どうやらsystemd-networkd-wait-online.serviceとNetworkManager-wait-online.serviceが終了するまで、上記のサービスが起動しないっぽい。

というわけでこれらのタイムアウトを1秒ぐらいに設定した。

使ってる感じは特に影響ないけど、もっと良い方法があったら誰か教えてほしい。

 

snapの有効化

BodhiではSnapが無効化されており、aptでインストール出来なくなっているみたい(Linux Mintもらしい。知らなかった…)。

有効化したい場合は上のリンクを参考に、nosnap.prefを削除してaptでインストールという手順になる。

…のだが、結局、途中からFlatpakとかAppimageで全部事足りると気付き、なんとなく再度無効化した。

 

導入したアプリケーション

ゲーム以外

Webブラウザ

デフォルトはChromiumで、Firefoxなどのブラウザを使いたい場合はプリインストールされているWeb Browser Managerで簡単にインストール・アンインストールが出来る。

自分の場合はWindowsでメインに使っているEdgeを使用。こちらは.debパッケージをダウンロードしてdpkgでインストール。

Falkonが省メモリで軽量という話を聞いて興味を持ったのだが、Misskeyが使えないので断念。

ここ最近はWebページ自体がどんどん重くなっててどのブラウザを選んでもあんまり軽さを実感できないのが辛い。

 

Discord

調べたところ.debパッケージが標準のようだがアップデートの度に公式サイトからいちいちダウンロードしないといけないみたいなので、それはちょっと面倒くさそうなのでflatpak版をインストール。

そのままだとフォントがちょっと変なのでBetter Discordなどを導入してカスタムCSSでフォントを置き換えたりするなど(導入は自己責任で)。

 

Libreoffice

aptコマンドでインストール。動作軽快で問題なし。

Windowsで使っていたときと比較すると起動が爆足。

 

Bitwarden

パスワード管理ソフト。Appimageが標準のようなのでこちらを導入。

 

ゲーム

Virtualbox

ゲームではないですが、目的は今のWindowsで動かない古いゲームを動作させるためなのでここに。

仮想環境の1つにKVMを勧められたが、こちらのほうが使い慣れているので。

 

DuckStation

PS1エミュレータ。動作は良好。

 

PPSSPP

PSPエミュレータ。こちらも動作良好。

 

RetroArch

SFCやMDなどの古いゲームを動かすために。良好。

 

Minecraft Java Edition

動作検証用に。fabric+sodium導入で描画距離を絞れば割と普通に動く。もっとも、レッドストーン回路を組んだりチェスト置きまくったりしたらどうなるかは未検証。

 

 

こんなところ。何かあったら追記。