※あくまで一個人の感想に過ぎません。よろしくおねがいします。
なんだかんだで気が向いたら1CC*1を目指してプレイしています。
以前あれほど散々こき下ろしといて今更なに言ってんだと思うかもしれませんが、何度も繰り返しプレイしていて気付いたことがあります。
このゲームは運要素強めの「覚えゲー」であると。
運要素が強いが実力で割とどうにでもなる
以前の記事で紹介したように、このゲームは「ツモ順による運要素」が強めで、特定のピースが来ることを期待するような置き方を避ける動きが必要になります。
言い換えれば、「どんなピースが来ても対応できるような置き方」をしなければいけません。
普通、テトリスであればこのような置き方を考えるのは難しいです。「綺麗に積み上げながら」「どんなピースが来ても対応できる」地形を保つのは、多少慣れていたとしてもうまく出来ないことが多々あります。
一方、ジョイジョイキッドの場合は「綺麗に積み上げる」部分に関しては、多少雑に積み上げても、極端に偏った置き方をしなければ、ライン消去時の自由落下である程度平坦な地形にすることが出来るので、その点ではテトリスよりも簡易化できます。
問題は、この点を考慮して「如何に悪いツモに対処して積み上げるorライン消去をするか」を考えるのが難しいというところ。
悪いツモが来たとき、ライン消去をして自由落下を優先しすぎると、かえって地形が悪くなる場合もあり、そのあたりの判断がゲーム始めたての頃だとかなり難しいです。
連続でSミノ、Zミノが来た時はどうしようもなく感じるのが普通だと思いますが、不思議なことに経験を積み重ねることでなんとなくの対処法がわかってきます。
テトリス脳と同じで、言わば「ジョイジョイキッド脳」ってやつなんですかねぇ。
要するに、このゲームの「運要素の強さ」はある程度実力でコントロールできるということです。
この部分が分かっただけでも個人的には良かったと思います。まだ救いはある。
典型的な「覚えゲー」であるということ
さて、ジョイジョイキッドは「全120面」の超大ボリュームなゲームであることは皆さんご存知の通りかと思いますが*2、以前の記事ではこう評しました。
評価点の対になる部分。ステージクリアのための近道がボムくらいしかなく、使わない場合はひたすら積んで自由落下を繰り返す作業ゲーと化す。
極端に難しいステージを除けば、ほとんどは大して難しくないステージで同じ展開になりやすいので、集中力が長続きしにくい。
さながら味のしないガムをひたすら薄く広げたような感じ。
これ、半分合ってますが半分間違っています。
ほとんどは大して難しくないステージと評していますが、油断してると簡単だろうが難しかろうが普通に死ぬのは一貫して変わりません。
また、ちゃんと近道的なクリアが出来るステージも存在するし、対処法を覚えていないとかなり厳しいステージもちゃんと存在します。
単調に積み上げて地道に消していくよりも早く攻略できるステージはちゃんと覚えておくと攻略が楽になります。
特に、L-BALL*3の管理が重要で、「特定ステージで決め撃ちするために、そこまでは使うのを我慢する」といった戦略の立て方も大事になります。
こうした攻略法の確立は、ひたすらトライアンドエラーの繰り返しと研究の積み重ねをして初めて出来ることなので、「１回通しでプレイして全部わかった気になる」のはあんまり良くないですね。ぼく。
そういえばこれアーケードゲームだったね
…ここまでやって感じたのは、ジョイジョイキッドはテトリスよりも古典的なシューティングゲームに似ているな、ということです。
・その時々の状況によって臨機応変に対処していくゲームシステム
・１プレイ当たりのプレイ時間が長い（大抵のアーケードSTGは１周３０分程度ではあるが無限周回制のゲームが多かったので突き詰めると異様にプレイ時間が長くなる点で共通）
死んで覚えてトライアンドエラーを繰り返すという部分ではかなり似通っているのではないか？と感じました。
当時はこういうゲームが流行っていたからその流れを汲んでいたのかもしれないですね。
もともとアーケードSTGにハマっていた身からすると、こういうゲームにあまり抵抗感がないのもまあまあという感じはあるんですが。
とはいえ当時のアーケードSTGの理不尽っぷりに比べればジョイジョイキッドはマイルドなほうではあると思います。
おわりに
味のしないガムと思っていたものは、よくよく噛みしめるとちゃんと味はありました。
どんなものにもちゃんと味はついてるものなんですね。
いずれにしても万人に勧められるほど面白いゲームではないという自分の中での結論（重要）については変わることはないです。
