- はじめに
- テトリスの感想
はじめに
一口にテトリスっていってもワールドルール制定前はけっこう各テトリスに個性があった。制定後も全くないというわけではないけど。
というわけで、これまで自分が遊んだ「テトリス」の感想を簡単に書いていくことにする。
面白いと感じたものについては赤字にしてる。
あと、テトリスっぽいゲームについてもごく一部だけど書いていく。
大まかな評価基準
1.操作性
ゲーム(特にテトリス)として最も大事な部分と言える。気持ち良く操作できれば楽しく遊べることは間違いないし、逆にここが悪いとどんなに優れた独自性を持ってたとしても微妙…ということになりがち。
2.独自性
どれも同じ「テトリス」の名を冠しているが、ゲームによっては変則ルールが実装されていたり、回転法則の違いがある。他のゲームにないようなシステムであればなお良し。
ガイドライン制定後のテトリスは操作に関する部分がほとんど統一されているので、差別化を図る部分といったらビジュアル・ゲームモード・対戦モードあたりということになる。
テトリスの感想
アーケード
テトリス(発売:セガ)
基本が全て詰まっている。
回転方向が左回転のみなど、今遊ぶにはやや辛い仕様があるが、
回転法則は後述するTGMシリーズにも受け継がれており、アーケードテトリスの始祖的な存在。
右回転欲しい…。
フラッシュポイント(発売:セガ)
光るブロックを全部消すことを目的とするゲーム。
BGMが明るくて良い。
ブロクシード(発売:セガ)
アイテムを駆使するエンドレスルールのテトリス。
テトリス・ザ・グランドマスター(発売:アリカ)
即接地の20Gモードなど、これまでにない難易度の高さが特徴。
競技性が高く、今もなお愛されている。
操作感が良く完成度も高いので何回でも遊べる。楽しい。
テトリス・ザ・グランドマスター3 Terror Instinct(発売:アリカ)
従来のルールを基本としたクラシックルールに加え、ワールドルールも実装。
通常モードのMASTER、人間やめました向けのSHIRASE、テトリスwithカードキャプターさくらのシステムを踏襲したSAKURAなど、様々なモードで遊べる。
やっぱり操作感が良くて完成度が高い。ワールドルールのおかげで間口が広くなり、それでいてMASTERモードでは腕前に応じて難易度が変化する仕掛けがあるので、初心者から上級者まで楽しめるゲームに仕上がっている。おすすめ。
ファミコン
テトリス(FC版、発売:BPS)
単純なエンドレスモードはなく、ステージクリア型で一定ライン数を消すことを目的とする、いわゆる「B-TYPE」のみが遊べる。
操作自体はPC版をベースにしているためか、下入力で回転、ボタンでハードドロップという仕様。
ぶっちゃけ操作性は悪い。
ただし難易度に関しては、今基準で見るとそこまで難しくないので、ゲームクリア自体は簡単な部類。
最高レベルをクリアするとめっちゃ踊ってくれてめっちゃ花火打ち上がるから、達成感は十分。
BGMは全体的に良く、テクノトリスはこの作品及びPC版が初出。
ノスタルジーな気分に浸りたいならおすすめ。
テトリス2+ボンブリス(発売:BPS)
ファミコンのテトリスとしては最も完成度が高いといえる(他には、海外にのみ任天堂製と発売中止になったテンゲン製が存在する)。
前作と比べて操作性が向上している。内容としては以下の通り。
・操作体系の変更(下入力でソフトドロップ、ボタンで左右回転)
・設置猶予時間の追加
・横タメ移動が高速化
・回転法則の変更(BPS則と呼ばれることが多く、SRSの元になったともされる。ミノの中心を軸に回転する)
ボンブリスも、うまく連鎖や大爆発を引き起こした時の爽快感は高く、単なるテトリスの亜種に留まらない独自の面白さを持っている。
BGMはすぎやまこういち氏が手掛けており、良曲揃い。
スーパーファミコン
スーパーテトリス2+ボンブリス(限定版、発売:BPS)
FC版と比べてカラフルなグラフィックになった。
BGMは変更。こちらも印象に残りやすく良曲揃い。
通常版と限定版の2種類があるが、後者はボンブリスのステージが変更され、難易度が高くなっている模様。こだわりがなければ、どちらを選んでも問題なし。
後述するスーパーテトリス3よりも操作性が良いと感じたので、スーパーファミコンでテトリスを遊びたいならこれがおすすめ(変則ルールを除く)。
スーパーテトリス3(発売:BPS)
通常のテトリスに加え、変則ルールのマジカリスと、ボンブリスが複雑化したようなルールのスパークリスの2つのモードが登場。
マジカリスはルールが分かると、新鮮な気持ちで遊ぶことができて面白い。初心者でもとっつきやすい。おすすめ。
スパークリスは複雑化しすぎて、あまり面白さに繋がっていない感がある。ライン消去時の演出が長く、テンポが悪いのもマイナスポイント。
テトリスは、前作よりも操作性が悪化している。その理由は以下の通り。
・Lミノ、Jミノ、Tミノが平面を下にして出現するようになった。この状態で平らな地形に接地すると、回転法則の関係で回転にかなりの制約がかかり、落下速度が高速になるにつれて回転操作が難しくなる。
・ミノが固定されてから方向キーを入力すると、通常よりも早く次のミノが出現する。これが原因でリズムを乱しやすい。
というわけでテトリスとしては前作のほうが操作性が良く面白いと感じた。
BGMはなかなか良い。テトリスのBGMはFC版初代と同一で、テクノトリスが再登場している。マジカリスはロシア音楽メドレーと最高レベルBGMが良曲。
メガドライブ
テトリス(未発売版、PS2テトリスコレクションに収録、セガ)
未発売版なので当たり前な気もするが…
・DAS(横タメ移動が始まるまでの時間)がないので細かい操作がしづらい。
・設置猶予時間がない(即設置)。
など、明らかに未完成感が漂う出来。
左右回転が実装されているので、これらの点が修正されていればもっと遊べる出来になっていたと思う。惜しい…。
PS2テトリスコレクションに収録されたバージョンでもこのままなので、遊ぶにはちょっと辛い。
フラッシュポイント(未発売、PS2テトリスコレクションに収録、セガ)
未発売だが、こちらはむしろ完成していてかなり遊べる出来になっている。
こちらもアーケード版と異なり、右回転が実装されている。
というか、グラフィックやBGMを除けば基本的にアーケード版と同一。
これで発売中止なのはもったいない…。
テトリス(メガドライブミニ版、発売:セガ)
アーケード版とほぼ同一。さらにオプションで右回転が実装されている。
これだけでもメガドライブミニを買う価値あり、と言わんばかりの出来。
プレイステーション
テトリスX(発売:BPS)
満を持して発売されたPS1初期のテトリス。回転法則はBPS則。
エンドレスなクラシックモード、最大4人対戦・CPUありのバトルモードの2つ。
スーパーテトリス3のようにミノが上向きで出現するため、高速域での操作はやはり難しい。ただし、今作は壁蹴りが実装されている(独特だが)ので、少し緩和されている。
Iミノだけは変則回転で、横向き・下寄りで出現するので、壁蹴りの仕様も相まって、端入れが簡単になっている。
バトルモードはブロック操作のほかに、他のプレイヤーに攻撃するためにキャラクターを動かす(LRで操作)必要があるので、難易度を高くするとかなり忙しくなる。また、盤面の広さが7✕17で一般的なテトリスよりも狭いため、置き方が難しい。
BGMは悪くない。特にトロイカが異様に格好良い。
BPS発売のテトリスとして見ると、スーパーテトリス2及び3と比較してボリューム不足感が否めない。2ではテトリスの3種類のモードに加えてボンブリスがあり、3ではマジカリス・スパークリスがあったのに対して、こちらは前述の2つのモードのみ。
バトルモードは意外と面白いけど、もう少しゲームモードが欲しい。
テトリスプラス(PS版、発売:ジャレコ)
元はアーケードゲームで、その移植版。回転法則はセガテト準拠。
通常のノーマルモード、逆ジョイジョイキッド的な独自ルールのパズルモードがある。
ノーマルモードについては、DAS・ARRの遅さからお世辞にも遊びやすいとは言えず、難易度EASYに設定してやっと長く遊べるかな、という感じなので微妙。
一方で、パズルモードはかなり面白い。その理由は以下の通り。
・教授を一番下まで誘導するのがゲームの目的。上から迫るトゲ天井に教授がぶつかったらゲームオーバー。ブロックを全てを消さなくても教授さえ下に送り込めれば良いので、通常のテトリスと異なる新鮮な気持ちでプレイ出来る。
・上までブロックが積み上がったとしてもトゲ天井がブロックを破壊してくれてゲームオーバーにならないので、これを利用して欲しいテトロミノが来るまで粘ることもできるし、落ち着いて考えながらプレイできる。
・教授と重なるようにテトロミノを設置すると登るのが厄介で、下手に置いたらすぐゲームオーバーになる危険性がある。逆に、教授が登る特性をうまく利用すると早くクリアできるステージもあるので、うまく制御出来ると気持ち良い。
・ステージの作りも良く出来ていて、トライアンドエラーを繰り返すことで、より早くクリアする方法を発見する楽しみがあるし、ステージ毎にクリアタイムが記録されるので、やり応えがある。
このパズルモードの独自性で、他のテトリスとは異なる唯一無二の面白さがある。おすすめ!
マジカルテトリスチャレンジ featuring ミッキー(PS版、発売:カプコン)
ミッキーを題材としたキャラゲーだが、しっかり作られた対戦特化のテトリス。
現行ルールとは全く違うプレイ感覚の「マジカルテトリス」、従来の対戦モードという風な「アップダウンテトリス」、1人用の「クラシックテトリス」の3つのモードがある。
マジカルテトリスは、簡単に言えば「相手にオジャマブロックを押し付け合う」ルール。カウンターの存在もあり、元がアーケードゲームだからなのもあってか、CPU対戦でも油断できない、かなり白熱した戦いになる。
そのほか、テトロミノが「縦になった」状態で出現することや、Lミノ・Jミノの回転軸が独特なところなどが他のテトリスと比べて大きく違う部分。
ビジュアルもかなり描き込まれていて、ミッキー達も良く動く。昨今のゲームと比較しても見劣りしない。
BGMもすべてオリジナルだが良曲揃い。雰囲気に合っており、印象に残りやすく癖になる。
総じて完成度の高いテトリスと言える。
ちなみにスーパーテトリス3の「マジカリス」と名前が似てるけど全然関係ない。
ザ・ネクスト テトリス デラックス(発売:BPS)
3Dグラフィックを活かした独特の表現が光るテトリス。
回転法則も特殊で、回転する際にテトロミノが地形に引っかかるときは「手前に移動してから回る」という面白い表現をしている。
BGMも秀逸で、癖になる曲が揃っている。
ゲームモードは、自由落下が存在するネクストテトリス、通常のクラシックテトリスの2種類。ネクストテトリスには決められたミノでクリアを目指すパズルモードも存在するため、十分やり込める。
ただ、ビジュアルに力を入れた代償として操作性はやや難がある。
一風変わったテトリスをお求めの貴方におすすめ。
SuperLite1500シリーズ ザ・テトリス(発売:BPS、サクセス)
1人用エンドレスと2人対戦モードの2種類のみ。
ゲームは無難。回転法則はTetrisWikiによるとテトリスDXと同じもの…らしいが、インフィニティは不可能。要検証。
ただし、Iミノは初期状態が下向き(現行ルールでは上向き)なので、回転方向に対して逆に寄って立つのが注意点(例えば右回転したら左に寄る)。
レベルは99までで、最大9Gくらいまで速くなる。意外と難易度は高い。
BGMは正直クオリティは高くないが、プレイしているとだんだん気にならなくなる。ポーズ中にセレクトボタンで変更できる。
良くも悪くも「普通」。欠点らしい欠点も特になく、安く買えてそこそこ遊べる1人用テトリスと考えたら案外悪くない。
ただ、あまりにも普通すぎてこれを選ぶ理由が価格以外にないのが微妙かな…。
テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート(発売:アリカ)
ストーリーモードと、対戦モードの2つがある。
テトリス・ザ・グランドマスターシリーズとシステム面での共通点が多く、操作性はかなり良好(先行回転や上入力での即落下など)。
ストーリーモードはフラッシュポイントのようにターゲットを消してクリアを目指していくモード。イージーとノーマルの2つの難易度があり、後者はギミック的にもやや難しめでクリア時間が重要なので、タイムアタック的な要素が強い。
対戦モードはCPU対戦もあるので1人で遊べる。アイテムミノを使っておじゃましたり自分のフィールドを有利にするゲーム。
ゲーム中、キャラがアニメーションで良く動いていて可愛らしい。また、グラフィックを集めるというやり込み要素もあるので、キャラゲーとしては十分。
欠点は「普通のテトリス」が遊べないこと(重要)。これがあるかないかで長く遊べるかどうかが決まると言っても良いぐらいなので、かなり痛い。
以上のことから、このゲームをおすすめできるのは「TGM関連作品を遊んでみたい人」「CCさくらが好きな人」あたり。普通のテトリスを遊びたいなら他のゲームを選ぶべき。
プレイステーション2
テトリスコレクション(発売:セガ)
上述のアーケード版テトリス・フラッシュポイント・ブロクシードの各基板バージョンと、未発売のメガドライブ版テトリス・フラッシュポイント、さらに新規ゲームとしてテトリス ニューセンチュリーを収録。
テトリス ニューセンチュリーは、グラフィックをアーケード版テトリスをベースに、ワールドルールを採用したもの。
インフィニティ(移動・回転操作を行うと設置猶予時間がリセットされる仕様)があるが、オプションでオフにすることが出来る。その場合、設置猶予時間のリセットが「ミノの落下」のみになり、難易度がかなり上昇するのでやりがいがある。
高難易度のEXTRAモードがあり、そちらは落下速度がかなり速くなって最終的に20Gになる。それに合わせてDASも速くなり、プレイ感覚としてはTGMシリーズに近くなる。
名前の通りコレクション的価値もあるので、おすすめ。
ゲームボーイ
テトリス(GB版、発売:任天堂)
横移動が遅いので高レベルになると連打ゲーになるとか
設置猶予時間が全くないから地形が高いと一瞬でゲームオーバーになる理不尽さとか
今遊んでみると古臭さは否めないが、難しいからこそ4列消しが出来たときの気持ち良さは今のテトリスよりも高く、リスクとリターンがうまく釣り合っている。
エンドレスモードのA-TYPEも面白いし、カジュアルに遊べるB-TYPEも良い。
難しいけど、ついつい長く遊んでしまう面白さは今もなお色褪せない。
Switch Onlineに加入していれば無料で遊べるので、ぜひ1回は遊んでみて欲しい。
テトリスDX(発売:任天堂)
DXとなってパワーアップ。主な変更点は以下の通り。
・回転法則の緩和、横タメ移動の速度増加や設置猶予時間の追加によって、ゲームとしてより遊びやすくなった。
・ビジュアルの強化。一見するとGBテトリスとさして変化がないように見えるが、カラー対応、ミノを設置した時の動き、ツヤのあるブロック、動く背景など、実際にプレイしてみるとかなり前作と違うことがわかる。
・モードの追加。通常のエンドレス、3分間のスコアを競うウルトラ、強化されたB-TYPE的な40ライン、1人でもコンピュータと対戦できるVS.COMの4つ。
このように、ゲームボーイで遊べるテトリスとしてはかなり完成度が高い。おすすめ。
テトリスプラス(GB版、発売:ジャレコ)
前述のテトリスプラスのGB版移植。スーパーゲームボーイ対応。
基本的には同一の内容だが以下の点でPS版と異なる。
・ノーマルモードがより遊びやすくなった。具体的には横タメ移動の速度増加、最高落下速度の緩和、レベルセレクトの追加など。ゲームボーイの解像度の関係で高さが20マスから実質16マス程度になっているので、その点では逆に難しくなっているが、総合的にはPS版よりもかなり遊べる出来になった。
・パズルモードは基本的に同一だが、エリア間のデモがかなり簡略化されている。また、PS版と比べてラインクリア演出が長くなっており、ややテンポ感が損なわれている。とはいえゲームの面白さは全く変わらず、オートセーブ(!?)も実装されており、合間合間に遊びやすくなっている。
単にGB向けに作り直すだけではなく、遊びやすく調整された良移植。おすすめ。
ゲームボーイアドバンス
テトリスワールド(発売:サクセス)
ニンテンドーDS
テトリスDS(発売:任天堂)
・多種多様なゲームモードで遊べる。通常のスタンダードモード(エンドレスも可)、課題を達成してゲームクリアを目指すミッションモード、互いに押しつけ合うプッシュモード、パーフェクトクリアを目指すパズルモード、盤面を動かす新感覚のキャッチモード、DSというハードを活かしたタッチモードの計6つ。
・各モードは任天堂製のファミコンゲームをモチーフとした演出がある。スタンダードモードは基本はスーパーマリオブラザーズ、ミッションモードはゼルダの伝説、プッシュモードはドンキーコング、パズルモードはヨッシーのクッキーなど…。
・BGMも各ゲームのアレンジで、どれも秀逸で良曲揃い。
ただし、今遊ぶと横タメ移動の遅さから少しプレイしにくさは覚える。インフィニティがあるので、かなり遊びやすいほうではある。
現代機種のテトリス
テトリス99(Switch Online、発売:任天堂)
対戦ゲームでありながら、「対戦していることを意識しなくてもいい」ことが一番の強み。軽い気持ちで遊べるカジュアルさがある。
なかなか1位を取ることが出来ないために、テト1を取れた時の達成感は他にない気持ち良さがある。
Switch Onlineに加入していれば無料で遊べるというのも手軽さに一役買っている。
アリカ開発なので実質TGM4とかいう話もあるがそんなことはない。
ぷよぷよテトリス(いろんな機種、発売:セガ)
テトリスメインで考えるならぷよぷよがセットでついてくるのでお得感がある。
アドベンチャーモードはそこそこ面白い。どちらのゲームにも少し慣れてるプレイヤーならほとんど詰まることなく進められるので作業感は否めないが。
対戦も「オフラインなら」かなり遊べる部類。ただしRENが強い傾向にあるので、現行ルールの仕様を利用した「中開けREN」が猛威を振るっている点は賛否両論。
オンライン対戦は快適とは言えない。ラグが操作性にそのまま反映されるので、オフラインと全くプレイ感覚が違う。
というわけで、ぷよぷよシリーズがべつだん好きでないのなら、今はそこまで買う意味はない。
テトリスエフェクト:コネクテッド(いろんな機種、発売:エンハンス)
大型アップデートに伴い、対戦モードが実装され、SwitchやXboxも含む全プラットフォームで発売され、クロスプレイにも対応した。
さらに、NESテトリス(海外ファミコンでリリースされた任天堂製テトリス)を再現したクラシックスコアアタックが実装され、対戦モードではCTWCというNESテトリスの大会を再現したものになる。
ビジュアルにかなり力が入っており、JOURNEY MODEではその名の通り旅をするような感覚でテトリスを遊ぶことができる。
EFFECT MODEでは様々なモードで遊ぶことができる。マスターは高速域での操作練習になるし、オールクリアは操作精度の向上に役立ち、コンボ・浄化などは対戦で活かすことが出来るので、練習ツールとしても十分。
対戦では、ZONEバトルはかなり面白い。ZONEは攻撃・防御のどちらにも使うことが出来るので、活かせる場面が多い。操作ラグもないので、快適に遊ぶことができる。
ただ、オンライン対戦はあんまり流行ってない気もする…。まあ、元々1人用に振り切ったゲームで1人用モードが充実しているので、対戦をあまり重視しないという部分はあるのかも。
その他
テトリスダイヤモンド(フィーチャーフォン・Switch、発売:G-MODE)
携帯電話向けに発売されたテトリス。Switch移植版についての感想。
通常のTETRISモードと、ダイヤモンドミノを駆使するDIAMONDモード、パーフェクトクリアを目指すステージクリア型のPUZZLEモードがある。
操作性は…まあ携帯アプリ(の移植)なので仕方ないのだけど良くはない。全体的にもっさりしていて、普通にテトリスを遊びたいなら他のゲームを選んだほうが良い。
一方で、PUZZLEモードは難しくやりがいのあるレベルデザインとなっているので、もしこのゲームを買うのであればPUZZLEモードをメインと捉えるべき。
でもこれに500円かけるならアケアカTGMに800円ぐらい使うほうが幸せになれます。自分みたいにありとあらゆるテトリスに触れたいという奇特な方でなければね。